闘病記
FIPで亡くなる猫が多くいることを知ったので、記録としてクーさんの闘病記を書いておこうと思います。


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5月16日

気温が意外と高くポカポカした晴れた日、長毛のクーさんは日向ぼっこをしていました。量子さんがしようとしないのに、クーさんだけしていたのは、熱があったからなのかもしれません。多少だるくなっていたんだと思います。食欲もそれほどなく、いつもの一気食いをせず、分けて食べ、少し残すようになっていました。



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5月17日

この日も気温は高く、冬の間でも布団の中に入ろうとしなかったクーさんが、こんなふかふかのクッションの間に入るようになりました。この時点で熱が出ていたようです。具合悪いのかと思いましたが、食欲がないこと以外、症状がないので見守ることに。



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5月18日

この日もクッションの間に入って寝てばかり。この時点で獣医さんに連れて行けばよかった。今思い返せば、反省点です。連続で暖かいところで寝てばかりは問題ありですね。
その後、同じような行動が何日か続きました。



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5月23日

ご飯を食べず、ぐったりしているので、流石に病院に連れて行きました。なんとなく異変は21日に感じていたのですが、顕著になっていなかったため、少し様子を見ていましたが、22日の夜位から具合の悪いことが明らかになってきました。
朝起きてから、瞬膜が出ていて、起きようとせず、ご飯も食べない。すぐに寝転んでしまう。熱が出ていてそうとう苦しそうでした。呼吸も早くなっていました。

病院に行き、熱が40度を超えていたので、まず解熱薬を入れました。そして、原因がわからなかったため、血液検査をしました。すぐわかる結果としては、エイズでも白血病でもないことがわかりました。しかし、ヘマトクリット値、つまり貧血の度合が21.6%と通常時の半分くらいしかなく、タンパク質のグロブリンが6.2で非常に高い数値でした。いろいろな可能性が考えられますが、特に症状として近いのがネコ伝染性腹膜炎FIPでした。可能性は高いから頭に入れておくようにと獣医さんに言われました。
最初、薬で治るような病気なのかと思いましたが、よくよく話を聞くと、助からないということがわかりました。まさか、クーさんが死ぬの???不安がよぎりました。
この日はウィルス性の可能性が高いので抗生剤の注射をし、抗生物質の薬と甲状腺の病気の可能性もあったため、2種類の薬をもらって帰りました。

病院後は少しぐったりしていましたが、解熱が効いたのか注射が効いたのか、先週から考えるとだいぶ元気になりました。この日がクーさんの元気が見えた最後になりました。



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5月25日

今日も具合があまり良くないらしい。(寝相が悪いのは性格の問題です)
寝てばかりです。23日はご飯を食べましたが、24日、25日といつもの半分も食べることができませんでした。

FIPについてこの土日にかなり調べました。結局どうなるのかまったくわからない病気で、とにかく死に到ることは明確でした。こんな寝相のクーさんが死んじゃうの?
この時点では、とにかくFIPではないことを祈るしかありませんでした。



5月26日

また、23日ようにぐったりしていて、ご飯を食べていないのが気になるので、まだ血液検査の結果が出ていませんが病院に行きました。

症状を見て獣医さんが、効くかどうかわからないけど、念のためインターフェロン打ってみようか、ということで注射をしてもらいました。FIPの可能性が高まっていることを告げられました。うーん、そうでないことを信じたい、そう思うしかありませんでした。

ここでヒルズのa/dをもらい、強制給仕することになりました。
はじめての強制給仕でかなり手間取りました。嫌がるのをどこまで無理やり与えることが出来るか。でも、食べないとそれだけで体力がなくなってしまう。心を鬼にして無理やり与えました。

その夜、獣医さんからメールが届きました。
それは恐れていたFIPでした。抗体価は10万倍で疑う余地もありませんでした。
数千でも発症している猫や、1万でも発症していない猫もいるとのことでしたが、10万は例外ない状況でした。

ショックでした。
どうすればいいのか、ただ茫然としてしまいました。


5月27日

これからどうすばよいのか相談しに病院に行きました。
延命することしかできないので、出来る限りのことをすることになりました。

黄疸症状が出始めていました。左目が黄色くなり、耳や肉球が黄色くなっていました。
ご飯が食べれていなかったため、脱水症状になり始めていたので点滴をしました。そして、再び熱が出ていたので解熱剤を入れました。

病院から帰ってくると、23日のような元気はないものの、少し元気になって歩きまわるようになりました。これならまだまだ長生きできるかも、と淡い期待をしてしまいました。
黄疸症状も軽減していました。



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5月28日

延命について調べたところ、肝機能や免疫力を増加する例が出ていたので、a/dのほかにフェロビタという栄養食を使うことにしました。
強制給仕もうまくなってきて、1日にa/dを30cc、フェロビタを6g与えました。普段の半分ちょっとですが、食べないよりはよいという状態です。

自分でも不安なのか人肌を求めて甘えてきました。可愛いの~、なんでこんなに可愛いのに...



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5月29日

相変わらず元気がない。貧血がひどいようで呼吸の回数が少し早くなって来ました。
再び熱が出てきたので、解熱剤を入れました。この後、熱は下がり、あがることはなくなりました。
熱が出るということは、ウィルスの活動によって起こるとのことで、熱が下がれば活動が低下することになります。しかし、貧血が進んでいるということは、白血球が赤血球も攻撃するほどウィルスの活動が活発なことも意味しています。ウィルスのこのまま消滅すればいいのに、と淡い期待をいだきました。

FIPについていろいろ調べてみるものの、打つ手なし。いったいどうすればいいのか、延命はどこまで伸ばせるのか、まったく見当がつきませんでした。

困った!



5月30日

貧血と脱水症状が激しくなってきたので病院へ。呼吸の回数が激しくなってきました。
脱水症状を改善するしか方法がないのですが、その場合貧血が進む可能性がありました。しかし、1つでも改善していき、体力を戻すことが先決ということになり、点滴をすることにしました。
脱水症状は改善しましたが、その他に改善点はみあたらず、相変わらず苦しそうに寝てばかりでした。
体温も平熱か、ちょっと低いくらいで、低体温に気をつけること、と獣医さんに言われました。



5月31日

朝、落ち着きなく、数分ごとに寝場所を変え、苦しそうにしていました。呼吸も荒く、心配になりました。
土曜日ということもあり、1日見ることが出来るので、2人で様子をずっと見ていました。あまり動かず、横になっているものの寝ることはありませんでした。
低体温を気にして温めるようにしましたが、しばらくは我慢するのですが、いやがって移動しようとします。しかし、動く気力がないので、あまり動くことができません。かなり辛そうに見えました。

夕方になるとかなりぐったりとしてしまい、呼吸を身体でするようになりました。
まさか、このまま逝ってしまうの?

一時的な症状かもしれないと、とにかく酸素を供給しようとスポーツ用の酸素缶を用意し、吸わせてあげました。最初呼吸が安定し効果はありましたが、缶もたくさんは用意できず、また、だんだんと効果が薄れてきました。

今日は土曜日だから2人で交代で様子を見ようということにして、Aは2時半頃仮眠し、Bは徹夜で様子を見ていました。しかし、状況は改善せず、呼吸も発作的な呼吸がたまに入るようになり、悪化する一方でした。



6月1日

5時半頃、BがAと交代しようと起こし、交代した直後に容体が悪化し、発作的な呼吸が連続し、最後に呼吸が止まってしまいました。久しぶりに晴れた日の朝、6時15分でした。

2人で名前を呼んで泣きました。「クーちゃん、クーちゃん!」

2人ともなんだかわからなくて、クーさんがいやがる掃除機を使っていなかったので、クーさんを送り出すために綺麗にしようと掃除を始めました。そして仏壇をつくろうかとついでに棚も整理してクーさんの場所をつくりました。久しぶりの晴天だったので、朝から洗濯もしてしまいました。
2人とも何かしないとと思い、とにかく何かをしていました。クーさんが逝ってしまったことを信じたくなかったのかもしれません。

そしてひと段落してから、お葬式と火葬のできるお寺を調べ予約しました。15時半に予約できました。それまでお葬式の準備をして、クーさんとお別れの挨拶をしました。
量子さんもそばにきて、においを嗅いで、クーさんの顔をひと舐めして行きました。量子さんは寝ているとしか思っていない感じでした。
クーさんはいつものように笑った健やかな寝顔でした。

そして15時半に供養してもらい、火葬後、遺骨の半分は納骨し、半分は自宅に持ち帰って来ました。四十九日までは一緒にいることにしました。まだ、死んでしまったことが信じられなくて。

家のどこかにいるような、足のそばにいるような、なんかそんな感じがしていて。
しかしそれでいて、家の中が空っぽになってしまったような、何かが欠けてしまったような、空虚な感覚がしていて。
なんとなく、そんな家に帰りたくないような、悲しい思いがあって。

量子さんがいるから、家に帰らないわけにはいかない。でもなんとなく帰りたくない。だってクーさんの面影が家のあちこちに見えてしまうから。
それでもやっぱり生きている量子さんを優先しないといけない、そう思いました。
そうしないとクーさんに怒られてしまう。

今頃、死に別れた妹や、プーちゃんや、稲穂ちゃん、そのほかのたくさんの猫たちときっと遊んでいることでしょう。
クーちゃんの明るさならきっとみんなと仲良くできるよね!

そろそろブログを再開しようと思います。
みなさま、クーさんはいませんが、これから量子さんもよろしくお願いします。
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by squbit | 2008-06-03 23:43 | 画像
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頭のハートマークがトレードマークの猫です!
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